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zoom RSS 私鉄のC12

<<   作成日時 : 2012/05/06 23:30   >>

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九州には珍しく私鉄自社発注のC12が2輛保存されています。
1輛は南薩鉄道の12号機,もう1輛は島原鉄道のC1201です。GWの九州旅行の際,両方を見てきました。

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まずは南薩鉄道の12号機。加世田バスステーションから15分ほど歩いた山の上の運動公園の片隅に保存展示されています。
C12としては唯一の「戦時型」で,四角いドーム,ハンドレールノブを介さずに鉄棒を曲げただけの各部の手すりなど,各所に工作簡略化の跡が見て取れます。
実車は昭和38年にディーゼル機関車にバトンタッチしたのち,加世田駅構内にずっと留置されたままになっていました。ただ,時期によって留置位置が異なっており,たまにディーゼル機関車に押されて構内を移動していたようです。
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管理状態は良いとは言い難く,かなり劣化が進んでいます。キャブ屋根はトタン板のようなものが被され,汽笛や安全弁,エアタンク,運転台の各種機器も何もありません。配管も多くが失われています(砂撒き管が1本足らないのが分かりますでしょうか)。
全体がトラロープで囲われ,立ち入り禁止の札が架かっています。以前はあった説明板は姿を消してしまい,知らない人には何のために保存しているか分からないでしょう。

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ナンバープレートはレプリカ(本物は記念館に所蔵)ですが,字体が違っており妙な感じです。コールバンカー側には「C12」というプレートが付いています。

次いで島鉄のC1201。島鉄本社前駅近くの霊丘公園に展示されています。
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こちらはデフレクタを装備しているのが特徴です。
実車にはC1201とナンバーが入っていますが,実際はC1206号とのこと。確かに現役時代の写真を見てもC1201号にデフレクタはありません。ただ,実車の製造銘板の製造番号は「1532」で,どれにも当てはまらないそうです。Wikipediaによると,C1206号の製造番号は1521とのことですが,当該Noの製造銘板は南薩鉄道記念館に所蔵されているため,南鉄14号あたりが付けていたものと思われます。Wikipediaが引用したデータが間違えているのか,実車が振り替わっているのか,よく分かりません。

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窓ガラスやヘッドライトレンズは無く,各所に腐食が見られますが,南鉄12号よりはしっかりしており,部品の欠落も余りありません。

南鉄12号も島鉄C1201も十分な管理がされているとは言い難いですが,貴重な産業遺産として末永く保存して貰いたいところです。

おまけ。「快速加津佐行き」。島原外港駅での幕回しの途中で。
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6月2日追記
「日本製機関車製造銘板・番号集成」(渡辺肇氏著)によると,島鉄「C1201」が付けている銘板の「1532」は島鉄C1206の製造番号とのこと。

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