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zoom RSS 南薩鉄道の面影を求めて

<<   作成日時 : 2012/05/06 19:08   >>

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最南端の私鉄だった鹿児島交通(南薩鉄道)が廃線になったのは今から30年近く前になります。
子供向けの私鉄百科やNHK「600こちら情報部」で見た赤錆びた蒸機の姿が強烈で,印象に残るお気に入りの路線でしたが,気づいたときには廃線になってしまっていました。

その後,鹿児島交通では,旧加世田駅構内を整備し,バスターミナルと南薩鉄道記念館,車両展示庫を建設,南鉄の車輌も綺麗に整備し直して展示していました。
せめて代替バスに乗って保存車輛を見ておこうと,大学時代の90年代に2回ほど現地を訪問していますが,このGWに久々に訪問してみました。

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伊集院駅の南薩線ホーム跡。現在は駐車場になっています。
駅前から11時発の代替バスに乗車します。

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加世田に着いた代替バス。鉄道時代と似たようなダイヤで運行されていますが,殆ど空気輸送です。大学時代に訪問した際は放置されていた廃線跡も,今では多くがサイクリングロードや農道に化けています。サイクリングロードの一部はバスの窓からも見ることが出来ましたが,廃線跡の「味」は無くなってしまいました。

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加世田バスステーションの時刻表。枕崎・伊集院線には「なんてつ」の文字があります。
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バスターミナルのロータリーに展示されている4号蒸機。真っ赤になっていますが,下地のさび止めの色のようです。以前は2号蒸機が置いてあった筈ですが・・・
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こちらはDD1201号。大分傷んできています。

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旅客輸送の主力だったキハ100型103号。バス整備庫の中に仕舞われています(敷地外から撮影)。
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記念館開館当時のキハ103。車内は食堂になっていて,キハ100のシートに座って食事が出来,また,エンジンや運転台なども見学出来ました。隣にはDD1202号ディーゼル機関車や1号蒸気機関車が展示されていましたが,DD1202のエンジンは動態に復元され,1号蒸機の汽笛も鳴らせるようになっているなど,かなり気合いの入った設備になっていました。しかし,その後,10年くらいで鹿児島交通は鉄道遺産の保存への情熱を失い,バスターミナルの敷地をスーパーや家電量販店に割いた際,車両展示庫は撤去,車輛も仕舞われてしまいました。

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記念館の入口。改札口をイメージしています。普段は施錠されており,バスターミナルの窓口に頼んで鍵を開けて貰う必要があります。開館当時は鉄道廃線時の記念写真集や記念切符,余り物の硬券乗車券などが売られていましたが,今はもうありません。
駅近くの山の上の運動公園の片隅には12号蒸機が保存されています。貴重な車輛ですが,かなり傷んできています(12号については別の記事で紹介する予定です)。

この後,再び「なんてつ」号に乗り,枕崎に抜けました。こちらはまだ道路化が進んでおらず,時折バスの窓から廃線跡らしき草むらや古びた電信柱を見かけました。
鉄道時代は線路設備が相当荒れ果てていたようですが,加世田〜鹿児島ならバスも鉄道も所要時間に大差はなく,なぜそんなに廃れてしまったのか不思議です。似たような立地の島原鉄道と比べても差が目立ちます。
南薩鉄道は昭和20年代末期に経営者が入れ代わっていますが,その新たな経営者が鉄道経営への情熱を早々に失ってしまい,昭和30年代以降,場当たり的な経営に終始したのが原因でしょうか。

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